TESLA社のマスタープランとは何でしょうか?

TESLA社の目指す公式の長期的な目標(ビジョン)の共有です

STEP1
マスタープラン1(テスラモーターズ秘密のマスタープラン)
2006年8月2日
  • 最初にロードスタースポーツカーを作る
  • 次により低コストなファミリーカーを作る
  • さらに、より低コストな車をつくる
  • …繰り返し
  • そして、ソーラーエネルギーを提供する

テスラのマスタープランpart.1(2006年8月2日)では、TESLA社によるビジョンの共有がおこなわれています。

  • 計算上、電気自動車は従来の化石燃料による内燃機関よりCO2排出量が少ない!
  • 上記を進めつつ、ゼロエミッションの発電オプションを提供する
STEP2
マスタープランpart.2 2016年7月20日
  • マスタープラン1を書いた理由(見えない攻撃から守るため)

TESLA社のマスタープラン2では、冒頭でマスタープラン1の振り返りがおこなわれています。

  • エネルギー生産と貯蔵を統合する – バッテリーとソーラーパネルを統合する
  • 自動車事業を拡大する – コンパクトSUV、ピックアップトラックを展開する、さらに大型トラックと、高乗客密度の都市型輸送手段を開発し発表する(バスを小型化し、運転手の役割をフリーとマネージャーが行うようにシフト)
  • 自動化 – FSDをベータ版から製品版にアップグレード(人間の10倍の安全性を実現した時点で、ベータのラベルを外します)
  • カーシェアリング – テスラ車を”サモン”して、目的地まで自動で移動する、都市ではテスラ社自体がフリートを用意する

要約すると、①すばらしいソーラールーフ、②EV製品の拡大、③人間より10倍安全なFSD、④自動運転カーシェアリング の4つを実現します。

STEP3
マスタープランpart.3 2023年4月5日

マスタープランpart.3 では、PDFファイル形式で「自然エネルギー+蓄電によるエネルギー社会の実現」のビジョン共有がおこなわれています。

  • 再生可能エネルギー+蓄電により、電力網を再構築する
  • 住宅、産業、ビジネスにおける、ヒートポンプへの切り替え
  • 飛行機と船を持続可能エネルギーで燃料供給する
  • 持続可能エネルギー経済を創出する
  • 高温熱伝達と水素を電化する
  • 電気自動車へ切り替える

これらのビジョンにより、現在の化石燃料エネルギー社会から、持続可能エネルギー社会へと移行するための現実的な見積もりを提供しています。化石燃料ゼロで持続可能エネルギー社会が技術的に実現可能であることを示しています。

目的は、世界中のすべてのエネルギー部門の移行に必要な材料集約度、製造能力、製造投資に関する考え方を前進させることを目指しています。

  • 完全に持続可能なエネルギー経済のモデル化

世界全体のエネルギーを持続可能エネルギーで電化することで、化石燃料ゼロで効率的な経済を実現できることを示しています。

STEP4
マスタープランpart.4 2030年~2035年?

TESLA社のマスタープランは、約6年~10年おきに2006年、2016年、2023年にそれぞれ発表されました。次のマスタープランの発表があるとすれば、2030年~2035年くらいでしょうか?

以上のとおり、マスタープラン1,2,3は、TESLA社による長期ビジョンの共有であり、

  • part.1 – TESLA社の基本的なビジネス戦略とビジョンの共有
  • part.2 – part.1 の振り返りと、ビジョンの補足(カーシェア、FSD、etc.)
  • part.3 – 持続可能エネルギー社会の実現性についての研究結果を共有

それぞれ、part.1では初期のTESLA社の長期ビジョンを共有し、part.2では、part.1の内容に補足を入れています。part.3では、世界全体でどのように持続可能エネルギー社会を実現できるのかを示しています。

part.3では、実際には持続可能エネルギー経済の実現可能性の研究であり、TESLA社のビジョンというよりも世界全体の経済を持続絵可能エネルギー化するためのビジョンが主題です。

★TESLA社の材料供給、移動手段の電動化、産業の電動化、についてのビジョンが共有されています。

マスタープランンになんの意味があるのでしょうか?

単に、TESLA社の長期ビジョンの共有です

マスタープランpart.1では、TESLA社を見えない攻撃から守る意図がありましたが、part.2 part.3 では、単にTESLA社の長期的なビジョンを共有しています。

★長期的に、TESLA社は持続可能エネルギー社会を目指しています

あらたなビジョン – AIロボット産業 Optimusロボット

  • FSDカーシェアリング / ロボタクシー
  • AI人型ロボット Optimus
  • 産業用蓄電池 MegaPack
  • 電気自動車生産方式の革命 – 工場自体が製品

TESLA社の新たなビジョンとして「AIロボット-Optimus」が次の大きなイーロン・マスク氏の期待を集めているようです。

”そう遠くない将来、オプティマスが会社の価値の大半を占めるようになると私は考えています。” -イーロン・マスク 2024Q4決算発表会

イーロン・マスク氏の感動的な発言-詳細をみる