ViVoPowerの概要

VivoPower International PLC は、英国ロンドン2014年設立のNASDAQ上場企業(ティッカー:VVPR)で、従業員数92名、電気自動車・太陽光発電・重要電力サービス の3つを中心に事業をおこなっています。

  • 電気自動車:子会社Tembo e-LVを通じて、工業・産業向けEV(軽量車両、変換機ッと)を提供。2025年にTemboのNASDAQ上場を計画。
  • 太陽光発電:子会社Caret,LLCが米国で大規模プロジェクトを展開。CaretDigitalはDogecoin/Litecoinマイニングに再生可能エネルギー活用。
  • 重要電力サービス:子会社Kenshawが電力・制御システムを提供(鉱業・データセンター等)。

サウジアラビアや東アフリカでのEV供給契約や、米国での太陽光プロジェクト、太陽光発電Doge/Litecoinマイニングなど。グローバルに事業を展開しています。最近では中東(とくにサウジアラビアやUAE)での事業拡大が顕著です。

VivoPowerによるXRPトレジャリーとFlareNetworkでの1億ドル運用

Nasdaq上場企業であるVivoPower(英国ロンドン)は、サウジアラビアのPrince Abdulaziz bin Turki AI Saud 主導のプライベートプレースメントで約1億2100万ドルの資金調達をおこない、これをXRPの購入と保有に充てる「XRPを中核としたデジタル資産トレジャリー戦略」を2025年5月に発表しました。

FlareNetworkでの1億ドル運用

2025年6月11日、VivoPowerはFlareNetworkと戦略提携を正式発表し、初回フェーズとして1億ドル相当のXRPをFlareブロックチェーン上に展開することを明らかにしました。

この運用は、FlareのFAssetsシステムとFirelightプロトコルを活用し、XRP保有からイールド(利回り)を生成することを目指します。

  • FAssets(ラップドトークン):保有するXRP、初回1億ドルをベンチマークとし、FAssetsラップドXRPとしてFlare上のDeFiでイールド生成を目指す。
  • 目的:Flareレイヤー1ネットワークの機関投資家向けユーティリティを証明。VivoPowerは「機関投資家向けDeFiトレジャリーのブループリント」と位置づけ、他の企業への採用を促進。

FlareNetworkは、XRPLedgerやBitcoin、Litecoin等の非スマートコントラクト型ブロックチェーン向けのレイヤー1ブロックチェーンであり、DeFi機能を拡張するためのインフラを提供しています。

Flare Networkの主な狙いは、非スマートコントラクト型ブロックチェーン(例:XRP Ledger、Bitcoin、Litecoinなど)にDeFi機能を提供することです。

Firelightプロトコル

Firelightのコアプロセスは以下のステップで構成されます:

  1. XRPのラッピング: ユーザーはXRPをFlareのFAssetsプロトコル経由でFXRP(wrapped XRP)に変換。FXRPはFlare上でスマートコントラクト対応の資産として機能します。
  2. ステーキングとstXRPの発行: FXRPをFirelightのLaunch Vaultにデポジットすると、1:1の比率でstXRP(ERC-20トークン)が発行されます。stXRPはリキッドステーキングトークンで、DeFiプラットフォーム(例: DEX、貸し出し市場)で取引・利用可能。一方、元のFXRPはSecured Service Networks上でステークされ、報酬を生成。
  3. 報酬とポイント: stXRP保有者はFirelight Pointsを獲得し、将来の報酬分配に影響を与えられます。報酬はEconomically Secured Services(ESS)から生じ、低リスクのDeFi活動(例: 保険や流動性提供)を支えます。

この仕組みは、EthereumのLido(stETH)のようなリキッドステーキングをXRPに適用したもので、セキュリティはKYC検証済みの担保エージェントと過剰担保化で確保されます。

リキッドステーキングとは?

リキッドステーキング(Liquid Staking)は、ブロックチェーンやDeFi(分散型金融)の世界で使われる運用手法で、簡単に言うと「ステーキングの報酬を得ながら、預けた資産の流動性を失わない」仕組みです。従来のステーキングでは、資産をネットワークにロックして報酬を得ますが、それだと資産が使えなくなります。リキッドステーキングはこれを解決し、預けた資産の代わりに「リキッドステーキングトークン」(LST: Liquid Staking Token)という代替トークンを受け取り、それを取引や貸し出しなどに自由に使えるようにします。

LSTの発行:

  • ユーザーは仮想通貨(例: FXRPなど)をリキッドステーキングプラットフォームに預けます。
  • 預けた資産の代わりに、1:1の価値を持つLST(例: stETH、stXRP)を受け取ります。
  • このLSTは、DeFiプラットフォームで売買、貸し出し、担保などに使えます。つまり、資産を「ロック」せずに流動性を保てます。

Firelightは、Flare Network上のリキッドステーキングプロトコルで、XRPを対象にしています。XRPをFXRP(ラップ版)に変換し、stXRPを発行してDeFiで活用可能にします。これにより、VivoPowerのような企業がXRPをステーキングしながら報酬を得られます。

まとめ:VivoPowerは、とくに中東(サウジアラビアやUAE)からの資金を1億ドル規模でXRPトレジャリーに投資している。

FlareNetworkと正式に提携し、FAsetts運用、Firelightプロトコルによるリキッドステーキング運用で1億ドル規模を計画しています。

共同創業者Hugo Philionはドバイ在住(?)ドバイからの資金、つながりを考慮。